計算方法(手法 v2)
このサイトの数値がどう作られているか、何を意味しないかを書いています。
対象データ
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」API XIT001 の 成約価格情報(priceClassification=02)。不動産流通機構(REINS)に登録された成約情報のうち公開されているもの。
- 種別は「中古マンション等」と「宅地(土地と建物)」(戸建て)。戸建ての単価は総額÷延床面積で、土地面積を併記する。建築年が取引年と同じ物件(新築建売の可能性)を含むため「中古」とは表記しない。マンションの専有面積㎡単価と同じ表・チャートには並べない。地域は東京都全域(23区・多摩地域の市部・西多摩郡・島しょ)。市区町村コードごとに集計し、「東京都全域」「東京23区」「多摩地域(市部)」は該当市区町村のサンプルをまとめて集計。
- 2021年第1四半期以降。取引価格情報(区分01・当事者アンケート由来、2005年〜)は別系列であり、このサイトの数値と連結・混合していません。
基本単価
個別㎡単価 u_i = 成約総額 P_i ÷ 専有面積 A_i
四半期成約単価 M_t = 対象サンプル u_i の中央値
前年同期比 = (M_t ÷ M_(t-4) − 1) × 100- 総額または面積が欠損、0以下、区間値(「2000㎡以上」など)で一点の値として扱えないレコードは単価計算から除外し、除外件数を表に示します。
- 面積帯は API 公表の専有面積(丸められた値)で判定します。「全体」は面積帯3区分の合計ではなく、対象データ全体です。
- 築年数は「取引年 − 建築年」の概算です。面積帯と築年帯を同時に指定できます。両条件に一致する成約サンプルで集計し、10件未満の価格は非表示にします。
- 四分位範囲(P25〜P75)はサンプルのばらつきであり、中央値の信頼区間ではありません。
指数
基準値 B = 同一系列の 2021 年(4四半期分)の有効サンプル㎡単価の中央値
成約単価指数 I_t = 100 × M_t ÷ B名称は「成約㎡単価指数(中央値ベース・品質調整なし)」。基準年の有効件数が30件未満の系列は指数を出しません。同じ建物の価値がその割合で変化したことを意味しません。国交省の不動産価格指数や、同一物件の価格変化に基づく民間指数とは別物です。
件数基準(暫定運用基準)
| 四半期の有効件数 | 表示 |
|---|---|
| 30件以上 | 単四半期値を表示。件数・分布を併記 |
| 10〜29件 | 低件数の参考値として表示(白抜きの点・「低」バッジ)。ランキングから除外 |
| 10件未満 | 価格指標は非表示。件数のみ表示。直近4四半期プール値または広域カテゴリを参照 |
| データなし・取得失敗 | 0件・0円に置換せず、状態を区別して表示 |
ランキングは、当期と前年同期の両方で有効件数50件以上の地域のみを対象にします。直近4四半期プール値は、4四半期分の元サンプルをまとめて中央値をとったもので、四半期中央値の平均ではありません。これらの基準は統計的な精度保証ではなく、実データの分布を見て見直します。変更時は手法バージョンを更新し、更新履歴に残します。
件数の意味
地図の「直近1年間」は連続する直近4四半期の有効サンプルをプールした値です。総額中央値も同じ有効サンプルから計算します。4期が揃わない場合は年間価格を表示しません。前年比は1年前に終わる4期との比較、前期比は1四半期前に終わる4期との比較で、後者は集計期間が3四半期重なります。
「有効件数」「公開サンプル件数」は国交省APIで公開されているレコードの数です。REINSに登録された成約すべてではなく、市場全体の成約件数・出来高ではありません。
採用していない指標
買い時スコア、下落予兆指数、将来価格予測、RSI・MACD等のテクニカル指標、四半期の最高・最低をローソク足に見せる表示は採用しません。株式情報サイトの操作感は参考にしていますが、意味の異なる指標を同じ名前で出さないためです。
既知の限界
- 中央値でも、地域・築年・面積の構成変化は取り除けません(構成変化による見かけの変動が含まれます)。
- 公開サンプルは市場の一部であり、売主・買主の属性や物件タイプに偏りがある可能性があります。
- 上流で過去データが追加・修正されることがあり、更新時に過去の値が変わる場合があります。